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経絡とは?

 経絡とは、東洋医学用語で経脈と絡脈の略称であり、体の中の気の通り道のことをさします。

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2009年5月31日|

カテゴリー:鍼灸の用語集

頻尿に対する治療

1.頻尿について

頻尿を来す病態は非常に多い。排尿量の増加を来す病態-腎不全初期や、膀胱内の炎症や刺激、前立腺の異常、尿崩症など-はいずれも頻尿を伴うし、寒冷刺激 や水分の摂取過剰などによって一過性に起こる場合もある。さらに、高齢者の場合のように、何ら病因もなしに夜間頻尿が見られるものがあり、昼間にも尿意頻 数や場面尿失禁(急激な感情の変化やくしゃみなどに際して下着が湿る程度の軽い尿失禁をきたすもの)などが起こり、加えて、眩暈、耳鳴、難聴、腰や膝のだ るさをきたすものがある。

今回は特に、このような病態についての対処方法について考察する。

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2009年5月24日|

カテゴリー:過去の講習会, 頻尿の治療

手技療法における経絡治療などの応用

1.疎通経絡療法の応用

(1) 凝りや痛みと経絡 : 経絡の流れが滞るとその経路上に凝りや痛みが発生する。

(2) 経絡阻滞の解決方法 : 疎通経絡療法

A 凝りや痛みの局所に施術する前に、その巡経経絡の末梢部を流注方向に沿ってマッサージし、経絡を流れるようにする。

B 凝りや痛みの中心部経絡上の反応点と経絡上の末梢部の反応点とにエレキバンを貼付して症状を改善する。

C よく用いる経絡と反応点

足の少陽胆経 = 肩井(+)と懸鐘(-)

足の太陽膀胱経 = 膏肓(+)と飛陽(-)

(3) 疎通経絡療法の実際 - 実技

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2009年5月24日|

カテゴリー:その他の治療法, 過去の講習会

慢性膝関節症の診断と治療

1.慢性膝関節症について

「膝の痛み」は老年者の愁訴の中でも特に多い愁訴であり、高齢化が進む中で益々増加傾向にある。加齢に伴う退行性変化が原因となる一次性と膝部の外傷の既 往が関係する二次性とがあるが、いずれの場合も関節周囲組織の変性・破壊と骨増殖による関節の変形が症状発現の原因である。しかも、病変と症状の程度は一 致せず、病変はあっても症状は無いというケースがかなり多いとはいえ、高齢者の愁訴別来院患者としても非常に多いので効果的な治療法の習得は不可欠であ る。

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2009年5月24日|

カテゴリー:慢性膝関節症の治療, 過去の講習会

脳梗塞の三療 - その評価と治療法 その2

4.脳卒中急性期の対応(リハビリテーションプログラム)

1.急性期のリハビリテーションでの留意事項

*急性期とは、発症後3~4週間ぐらいまでの期間で、一部は中間期と重なる。

*全身状態の管理と合併症の予防が重要な時期である。

*発症後3日目までは、特に再発しやすい時期なので注意が必要である。

*視力や視野の異常、言語障害・失認・失行のチェックなども実施される。

(1) 体位変換 : 褥瘡の予防を目的として、2~4時間(通常は2、3時間)毎に1回実施する。

(2) 良肢位保持 : 関節拘縮や変形のの予防を目的として体位変換にあわせて実施する。

 

《脳卒中患者の良肢位保持の実際》

[背臥位]

A マットレスは固めのものとする(柔らかすぎると股関節の屈曲拘縮を誘発する)。

B 枕はあまり高くないものを用いる。

C 両肩、両骨盤を水平に保つ。

D 肩の下にマット(枕・砂のう・タオルなどで良い)を入れて、肩甲帯を前に出す。

E 肘、両腕の下にマットを入れて、少し高い所に手をのせておく。

F 手関節は背屈位、手指は軽度屈曲位に保持する。

G 股関節は内旋・外旋中間位に保持する。

H 膝関節は軽度屈曲位に保持する(屈曲パターンの強い時は伸展位とする)。

I 足関節は背屈底屈0゜とする。

[腹臥位]

A 腹部に薄いマット(枕、タオルを折りたたんだものでも良い)を入れる。

B 顔面は患側に向ける。

C 上肢は頭上にあげ、手指は軽度屈曲位とする。

D 下腿の下にマット(枕でも良い)を入れて、膝関節を屈曲位に、足関節を背屈位に保持する。

[側臥位]

A 通常、患側を上にする。

※患側を下にした側臥位も、1日のうちに数回(1回につき 15 分間程度)とらせる。

B 上肢の下にマット(枕でも良い)を入れ、さらに胸の前に抱き枕(クッションや毛布でも良い)を置いてそれを抱えるようにさせる(肩甲帯を前に出す)。

C 下肢は、両膝の間にマット(枕でも良い)を入れ、股関節の内転を防止する。

D 足関節は自然肢位とする。

* (1) と (2) については、発症当日から実施される。

 

(3) 他動的関節可動域訓練 : 関節可動域の維持・増大、筋の制止時の長さの維持をはじめとする他動運動の効果を挙げることが目的となる。

※全身の各関節の各運動方向について、5~ 10 回ずつ他動的に動かすことを1セットとし、1日に最低2回(午前と午後)実施する。

※この訓練の開始時期は、病状に特に問題がなければ、脳梗塞の場合には発症の翌日から3日後、脳出血の場合には発症の3日~1週間後である。

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2009年5月24日|

カテゴリー:脳梗塞の治療, 過去の講習会

脳梗塞の三療 - その評価と治療法 その1

1.脳梗塞の概要

1.脳梗塞の分類とその特徴 = 病状把握のポイント

A.脳血栓 : 前駆症状として脳虚血発作を繰り返し、しばしば発作間における症状の回復または改善が見られる。経過は緩徐で、個々の脳症状が数分~数時間、あるいはそれ 以上かかって次第に出現、または段階的に進行する。意識障害の程度は比較的軽度。髄液は清澄。時として急速に軽快する。ワレンベルグ症候群を認める場合が ある。他臓器(特に冠状動脈、大動脈、末梢動脈)にアテローム硬化症が認められることが多く、通常、アテローム硬化症を伴う疾患(高血圧症、糖尿病など) が存在する。高齢者(多くは70歳以上)に好発する。

B.脳塞栓 : 急激なる発作の出現(数秒~2、3分ぐらい)。多くの場合、前駆症状は欠如する。意識障害は比較的軽度。随液は清澄。時に症状が急激に軽快する。局所神経 症状、あるいは特定動脈域症状が見られる。塞栓の原因は通常心疾患によるものが多い。他臓器での塞栓の既往を持つことが多い。若年者~壮年者(20歳 代~40歳代)に多発する。

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2009年5月24日|

カテゴリー:脳梗塞の治療, 過去の講習会

自律神経失調症の診断と治療Ⅱ - 治療編

1.自律神経失調症の概要 = 復習として

○概念 : 自律神経失調症とは、多彩な自律神経系症状を呈し、かつ、気質的病変のない病態であるり、心身症と連続した概念としてとらえられる事が多いため、心理的要素が強い場合を心身症、身体的要素の強い場合を自律神経失調症として、不定愁訴症候群を分類している。

○要因 : 自律神経失調症の発症には、内部環境要因と外部環境要因が関係しているが、前者には、遺伝、体質、性周期、分娩、手術、心理的葛藤などがあり、後者には、家庭、学校、職場、気候風土などがある。

○症状 : 以下のような多様な不定愁訴が現れるが、その内容は個人によりかなり異なる。

(1) 全身的な愁訴 : 全身倦怠感、易疲労感、盗汗などの異常発汗、微熱や不定な発熱など。

(2) 神経筋系の愁訴 : 頭痛・頭重、めまい、耳鳴り・難聴、不眠、肩こり、腰痛、下肢痛や下肢の倦怠感など。

(3) 循環器系の愁訴 : 動悸・呼吸困難感(息切れ)、浮腫、胸内苦悶感、のぼせ感、四肢の厥冷など。

(4) 消化器系の愁訴 : 食欲不振、吐き気や嘔吐、腹痛、腹部膨満感、便秘、下痢、消化不良など。

○診察時の要点 : 以下の点に留意する。

(1) 気質的疾患・神経症の存在を除外すること。

(2) 面談の際には、内部的・外部的環境因子の発見に努める。

(3) CMI健康調査(阿部変法を含む)など、各種の質問紙法を有効に活用して、不定愁訴症候群のタイプや愁訴内容の把握に努める。

(4) ベッドサイドでも簡便にできる各種の自律神経機能検査を活用して、自律神経機能の客観的把握に努める。

○現代医学的治療の要点 : 基本的には自律神経安定剤が用いられる。心身症的色彩の強い症例に対しては精神安定剤も加えられる。その他、状況に応じて簡易な精神療法、行動療法、自律訓練法、催眠療法などが行われる。

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2009年5月24日|

カテゴリー:自律神経失調症の治療, 過去の講習会

自律神経失調症の診断と治療Ⅰ - 診察編

1.自律神経失調症の概要

○概念 : 自律神経失調症とは、多彩な自律神経系症状を呈し、かつ、気質的病変のない病態であるり、心身症と連続した概念としてとらえられる事が多いため、心理的要素が強い場合を心身症、身体的要素の強い場合を自律神経失調症として、不定愁訴症候群を分類している。

○要因 : 自律神経失調症の発症には、内部環境要因と外部環境要因が関係しているが、前者には、遺伝、体質、性周期、分娩、手術、心理的葛藤などがあり、後者には、家庭、学校、職場、気候風土などがある。

○症状 : 以下のような多様な不定愁訴が現れるが、その内容は個人によりかなり異なる。

(1) 全身的な愁訴 : 全身倦怠感、易疲労感、盗汗などの異常発汗、微熱や不定な発熱など。

(2) 神経筋系の愁訴 : 頭痛・頭重、めまい、耳鳴り・難聴、不眠、肩こり、腰痛、下肢痛や下肢の倦怠感など。

(3) 循環器系の愁訴 : 動悸・呼吸困難感(息切れ)、浮腫、胸内苦悶感、のぼせ感、四肢の厥冷など。

(4) 消化器系の愁訴 : 食欲不振、吐き気や嘔吐、腹痛、腹部膨満感、便秘、下痢、消化不良など。

○診察時の要点 : 以下の点に留意する。

(1) 気質的疾患・神経症の存在を除外すること。

(2) 面談の際には、内部的・外部的環境因子の発見に努める。

(3) CMI健康調査(阿部変法を含む)など、各種の質問紙法を有効に活用して、不定愁訴症候群のタイプや愁訴内容の把握に努める。

(4) ベッドサイドでも簡便にできる各種の自律神経機能検査を活用して、自律神経機能の客観的把握に努める。

○現代医学的治療の要点 : 基本的には自律神経安定剤が用いられる。心身症的色彩の強い症例に対しては精神安定剤も加えられる。その他、状況に応じて簡易な精神療法、行動療法、自律訓練法、催眠療法などが行われる。

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2009年5月24日|

カテゴリー:自律神経失調症の治療, 過去の講習会

スポット皮膚表面電極(SSP)療法の臨床応用

1.肩凝り症のSSP療法

A.通電部位

(1) 僧帽筋型の肩凝り

A C6直側(緑色)と天柱{項窩の中央の外法1寸3分}(黄色)

B C6直側(緑色)と肩井{第7頸椎棘突起と肩峰外端とを結んだ線のほぼ中間で圧迫するとよく響くところ}(黄色)

C C7直側(緑色)と肩外兪{第1胸椎棘突起の下の外方3寸}(黄色)

(2) 菱形筋型の肩こり

A Th1直側(緑色)と附分{第2胸椎棘突起の下の外方3寸}(黄色)

B Th2直側(緑色)と膏肓{第4胸椎棘突起の下の外方3寸}(黄色)

(3) 棘上筋。肩甲挙筋型の肩こり

  ①天  {肩甲骨上角の上外方}(緑色)と曲垣{肩甲棘内端の直上}(黄色)

 B.通電方法 : 5・20Hzのミックス通電で、10分~15分間、痛みを引き起こさない強さで通電する。

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2009年5月24日|

カテゴリー:その他の治療法, 過去の講習会

むち打ち損傷の三療

1.むち打ち損傷の診察の要点

(1) 事故の状況を可能な限り詳しく把握する。

  ①衝突、追突、側突の別によって損傷されやすい頸椎の部位が異なる。

  ②頸椎のひずみだけでなく、脊柱(特に上部胸椎部)の歪みや捻れに要注意。

  ③上肢の神経根症状や循環障害にも注意し、症状がある場合にはその高位を判定する。 - 神経根レベルの高位診断。

  ④下肢の神経症状、膀胱障害や性機能障害などがある場合には頸椎症性脊髄症を疑い、専門医に委ねる。

  ⑤ホルネル症候群を認める場合にも専門医への受診を勧める。

  ⑥症状の経過を確認する際、天候(寒冷や湿潤)による影響は必ず問う。 - 痺証の存在を知る。

  ⑦症状の増悪因子、軽快因子を確認して補助療法の選択や生活指導の参考にする。

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2009年5月24日|

カテゴリー:むち打ちの治療, 過去の講習会