顔面神経麻痺の治療について

顔面神経麻痺の治療(ラムゼイハント症候群を含む)

1.顔面神経麻痺ってどんな病気?

顔面神経麻痺とは、大脳皮質運動野から顔面神経核・膝神経節を経て顔面部の表情筋や舌の前1/3の部など顔面神経の分布機関に至る経路上の何等かの病変によって起こる病態です。

顔面神経核およびその中枢部の病変によって発症する中枢性麻痺と、神経核より手前の病変によって発症するものを末梢性といいます。

主要な症状は表情筋の麻痺により生ずる閉眼困難(瞬きできない)、発語障害(ぱ行ま行が発音できない)などです。

中枢性麻痺の原因は脳腫瘍や脳梗塞などによる脳損傷で一般的に殆ど治癒しないとされています。

末梢性麻痺の原因は治癒率が高い精神的ストレスや寒冷暴露などの物理的刺激によるもの、ヘルペスウイルスの耳内感染による難治性のラムゼイハント症候群などです。

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2008年3月15日|

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