腰痛・坐骨神経痛症候群の治療 - SSPとパルス鍼療法 -
腰痛症・坐骨神経痛症候群のSSP、およびパルス療法
A.刺鍼、または通電部位
①腎兪(第2腰椎棘突起の下の外方1寸5分=緑色)と
大腸兪(第4腰椎棘突起の下の外方1寸5分=黄色)
②志室(第2腰椎棘突起の下の外方3寸=緑色)と腰眼 (第3・第4腰椎棘突起の外方3寸付近に生ずる筋溝、脊柱起立筋外縁と腸骨稜との交点付近=黄色)
③大腸兪(第4腰椎棘突起の下の外方1寸5分=緑色)と小腸兪(第1正中仙骨稜の下の外方1寸5分=黄色)
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2009年5月24日|
腰痛の治療 - 手技療法を中心として
[腰痛の治療(手技療法を中心として)]
1.姿勢性腰痛緩和のための股関節のマニュピュレーション
A.準備(事前診断)
①背臥位(仰臥位)で両側の上前腸骨棘、膝蓋骨の上縁、外果の高さを比べ、高位(頭側)にある側の骨盤が位置異常を呈していることを家訓する。
②背臥位(仰臥位)で高位にある側の股関節から開始する。
B.操作
①術者は患者の先におこなう側の股関節の横に位置し、片手で膝蓋部他方の手で足関節部を保持する。
②①の状態から、下肢は内旋・外旋中間位のまま、膝関節を90°強に屈曲させながら股関節を深く屈曲し、内旋を加えつつ内転させながら、股関節・膝関節を共に伸展させる。(10回連続して実行する)
③股関節・膝関節を90°屈曲位に保持し、同側の肩を固定しながら、股関節を徐々に内側に倒し、骨盤内の筋の拘縮を引き延ばす。
※股関節の屈曲角度を変えると引き延ばせる筋の位置を変えられる。
④再び②と同じ操作を繰り返しておこなう。
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2009年5月24日|
腰痛の東洋医学的治療 - 腰痛の中医弁証
腰痛の東洋医学的治療 - 腰痛の中医弁証
○腰は腎の精気が注ぐ処で、腎と表裏関係にある足の太陽膀胱経が走行しており、加えて任脈、督脈、衝脈、帯脈が分布している処でもある。故に、腰痛をきたす場合には、これらの臓腑・経脈の異変を生じることが理解できる。
○内傷性の腰痛は、腎虚労損によるものが多く、外感性の腰痛は風湿寒の邪によるものが多い。さらに、捻挫などの外傷によって局所を巡るの経脈の循行が悪くなったために起こるもの(気滞血 ? )もある。